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阿倍野のビル(狭小地ビル)
大阪市内商業地、狭小地に建つテナントビル。

4mを切る間口、変形し奥に行くほど狭くなる、50㎡を下回る狭小変形敷地に鉄骨造3階として計画した。
前面道路側の屋外階段室を防犯のための格子で柔らかく覆い、バルコニー手摺にコールテン鋼(耐候性鋼板:錆びによって強度を増す鋼板)を使用。
変形した敷地形状をなぞるように屋根形状を決め、平面的に不規則なかたちを重ねたデザインとなっている。

赤茶の錆びたバルコニー手摺は時間の経過によって表面の色やテクスチャ―が変化していく。その変化をオーナー自身が楽しむ建築となっている。